倒産増加の懸念
昨日、外壁工事業の方より、悪い意味で最近ちょっと流れが変わってきているとの話を伺った。下請工事としては人手不足もあり忙しいことに変わりはないのだが、元請会社や工事の種類などかなり偏りが見られるとのことだ。
一方で、倒産件数を見てみると、全国の建設業種の倒産件数は2009年以降10年連続で減少し低水準で推移してきたが、2019年の7月・8月は件数・負債総額ともに2ヵ月連続で前年比増となっており、足元の数値面からも変化がみられる。
今後東京オリンピック関連の需要が終わり、ますますその傾向が強くなっていくことが懸念されるため、与信管理や債権保全に関して重要度が一層増してくる。これまでの経験上、それを一般に認知して頂くことは結構難しいことであると感じているのだが、できるだけ分かりやすくご案内していきたい。