資金調達支援をする者としての心構え
これまで多くの起業者の資金調達をお手伝いしてきた。
事業計画書を作成し銀行交渉も一緒に行う。その事業者の経験や業種にもよるが、借入金額は200万円から1,000万円くらいで起業したばかりの方としては大きな金額である(背景として創業時は比較的資金が借りやすい)。
これまで、まずは資金を借りることが仕事だと思い、正直言うとこの人が本当に返済できるだろうか?と疑問を持ちながら無理な計画を作ったこともある。しかしその考え方は改める。
私の仕事は資金を借りることではなく、資金を借りて事業を発展させ確実に返済するところまで伴走することである。そうであれば、起業者として「自己実現を図りたいというマインドと借りたものは返すという責任感を持った人」でなければならない。これまでそこの判断が甘かった。
勿論、起業者がすべて成功するわけではなく、確実に結果を出せると確信した人だけを支援するという意味ではない。上記のマインドと責任感を持った方であれば、全力で伴走させて頂くという意味である。
資金調達支援をする者としての心構えを明確にさせて頂きました!