管理会計の導入は、組織図の整備からはじめる。

管理会計の導入は、組織図の整備からはじめる。

単一事業の場合は、機能別(例:営業部、製造部、商品部、管理部など)に組織を分けて、管理したい最小単位(例:係、工程など)に階層を下ろしていけば良い。

一方で、複数の事業をしている場合、1階層目は機能が良いのか、事業が良いのかを選択することになる。

結論から言うと、中小企業の場合は機能別組織にすれば良い。

理由としては、以下の通りである。①組織図とは指揮系統を示すものである。人的資源の乏しい中小企業の場合、特定の人が事業部を跨いで兼務することになるため、事業部に分ける意味がない②自社で製造した製品および外部調達した商品は、複数の営業部門で販売するため、売上原価を各営業部門に振り分けることになる。従って、製造原価や仕入原価などは1つの機能(部門)に集約したほうが、原価管理もしやすい。

このように管理会計の導入は組織を整備することからはじまり、その結果、現実に即した組織に見直すことができる。

興味のある方は、ご相談ください。

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